番号を入力しても「このカードは無効」と表示される
デビットカードはクレジットカードと違い、与信がないので審査が行われないという知識を持つ人は多いでしょう。ただ、デビットカードをクレジットカードと同じように使いたいという人にとっては、審査がないということは懸念材料になるかもしれません。もちろん、分割払いやリボ払いなどはできないとわかっていても、オンラインショップなどでカード番号を入力したのに、「このカードは無効です」といったエラーが表示されてしまうのは困るというわけです。
月次決済に対応しているカードは使える場所が多い
では、一回払いにもかかわらず、クレジットカードは使えるけどデビットカードは使えないケースがあるのかというと、実はあります。代表的なものとして挙げられるのは、プロバイダや動画サービスなどです。こうしたサービスは一度契約すると、解約するまで毎月一回決済が行われますが、こうした決済方法は「月次決済」と呼ばれ、デビットカードには対応していないものが存在するのです。したがって、法人用のデビットカードでプロバイダや動画サービスの支払いを行いたいのであれば、月次決済に対応しているカードを探すようにしましょう。
ホテルの宿泊代金をデビットで支払う場合の注意点
法人用のデビットカードをホテルの宿泊代金の支払時に使いたいという需要もあるでしょう。では、こうしたケースでデビットカードは使えるのでしょうか。この場合、一回払いであれば基本的には使えるはずです。ただ、宿泊前にカードの提示を求められた場合、口座にある程度の預金が入っていないと困ったことになります。というのは、口座にお金が入っていないと決済可能なカードであるという確認が取れないので、宿泊を拒否されることがあり得るからです。
法人のデビットカードを賢く利用したいなら、利用限度額を変更することが欠かせません。初期設定では、限度額は低く設定されていることが殆どですから、用途に合わせ、利用前に変更しておくことが大切です。